りかめし

●里佳となつかしい話
※今日は、寝る前の昔話みたいな感じで読んでいただければ
幸いです。

こんにちは。里佳です。
今月に入って随分涼しくなってきましたね。
皆さん風邪など召されぬよう。
温かくして、過ごしてください。

今日は、3年前の私の話です。
何故今更こんな話を・・・と、お思いの方もいるかもしれません。
実は、ばかなちのコラムで両親の結婚記念日の記事の中で
「ばかな両親が出会って、結婚していなければ私の存在はなかった」って言葉を読んだ事と、
先日偶然に、本棚から数年前の「きょうの料理」を見つけたってのも重なって、
秋だし、ちょっとノスタルジーになるのもいいかな・・・と思ったからです。

同居数日前。
私達は、デートがてら新居の町を歩いていました。
店を見ながら
「毎日の買物は、ここですればいいね。」とか、
「休日には、ここに来ようね。」
なんて、言い合いながら
そして、何となく入った100円均一ショップ。
食器のコーナーを通りがかった時の事です。

「そう言えば、どんなお皿が必要かな?」
「里佳が、自分の料理を乗せたいってお皿なら
なんでもいいよ。」


Σ(゜д゜;;;)

私・・・作れる料理あったっけ??

今まで失念してた。
これからは、私が毎日ご飯を作るんだ・・・。
ワクワクのお花畑から、華厳の滝の滝壺に落とされた気分。

私は、今までずっと実家暮らし。料理なんて殆どしない子でした。
まぁ、料理しない。とは言え、母の手伝いはしていました。
何かを混ぜたり、和えたり、火加減みたり・・・。
でもね。フルで全部作った事なんて皆無。
困った・・・。

その日は引きつり笑顔のまま帰宅。
家に帰って母に泣きつきました。

私「何か教えて」(;_;)

いきなり何だ。という顔の母。
訳を話すと、一言

「あんたは、今まで私の料理を食べてきた。
それで十分料理は上手くなるはずです。」


んな、後無体な!!

そして数週間後。同居開始。
初めて晩ご飯を作った日は平日だったので、
ゆっくり調味料を買い揃える時間もなく、
玉葱を炒めて
カップスープを牛乳で溶いて、
茹でたほうれん草を浮かせただけのスープ。
しょっぱい牛乳のようでした。
それでも、「美味しい」と全部食べてくれた里佳旦那。
申し訳ない。と、いう気持ちがいっぱいでした。

それから毎日。
母の味を思い出しながら、毎日料理をし続けて3年。
このサイトとも出会い、レパートリーも広げる事が出来ました。
あの時は、そんな無体な!!
と、思ったけど母の味が無かったら、今こうして料理サイトで
料理コラムを書いている自分も無い訳で。
母の言葉は正しかった。と、3年越しに感じています。

まだまだ先だけど、私も子里佳に
「私の料理食べてるんだから、あんたも美味しいモノが作れる!」
と、胸を張って言えるようになりたいなぁ。


画像

「きょうの料理」より「逆転オムライス」

溶き卵を焼いてを皿の上に敷いて、その上にご飯を乗せる。というもの。
レシピでは、ミートソースとご飯を混ぜるモノだったけど、
今回は、作り置きがなかったので普通にケチャップライスにしてあります。

「これじゃいけない。」
と思い、次の日に本屋に駆け込み「きょうの料理」を買いました。
料理名を見た時、面白い名前だったので、一度作ってみたいと思っていました。
何年も経っちゃったけど作れて良かった。

(注)リンクはPC用です


6.次->
4.<-前
<<- 最初に戻る
最初から読む ->>
0.HOME 2. 8.